ほのぼの子育て日記

子育て日記中心、時々怪談

ディズニーアトラクションを侮るなかれ

 はじめましての投稿になります。
 信州の地で3歳娘を育児しているパパ、ブドウ糖と申します。

 さて、早速になりますが、先日は娘の誕生日ということもあり、夢の国“ディズニーランド”へ行ってきました!
 午前中雨だったこともあり、比較的空いていてアトラクションもたくさん乗れ、娘もご満悦の様子。

 ミッキーやミニーとのグリーティングもできました。ミッキーやミニーもすごいですよね、、、会った瞬間、大人の俺ですらもちょっとウキウキしてしまいました。
 娘の前なので何とかポーカーフェイスを貫き通しましたが、もう心はウッキウキ!!
 あとでキャストさんに撮ってもらった写真を見たら、俺も思いっきり笑顔でした。何がポーカーフェイスやねん。

 さて、順調にアトラクションも乗り継いで行った夕方、妻が言いました。
「娘の身長なら“ガジェットのゴーゴーコースター”も乗れるんじゃない?」と。

…なるほど。いわゆる“子ども向けの”ジェットコースターってやつか。

 今回が初めての投稿なのでご説明しますと、俺は絶叫系が大の苦手です。臓器が浮き上がってくるあの感覚がもう無理です。下手したら臓器たち口から出ちゃうんじゃない?
 ディズニーのスプラッシュマウンテンとかビッグサンダーマウンテンとかですらダメです。小学生の頃、修学旅行でディズニーランドへ行った際、同じ班の子が皆絶叫好きだったため、誘われてスプラッシュマウンテンに乗ってみましたが、もう少しで胃の中のモノをスプラッシュしそうでした。あの時は生きてアトラクションから降りれたことをひたすら神と先祖に感謝したものです。
 その後は、雨が降りしきる中、班員の荷物を持ちながら、ひたすら絶叫系を楽しむ皆の写真撮影をしていました。。。ディズニーランドは俺にとって、そんな苦い思い出の場所でもあるのです。

 でも、もう大丈夫!だって、俺は泣く子も黙る31歳!
 しかも相手は“子ども向け”のジェットコースター。力の差は歴然。恐らくメリーゴーランド並みに余裕で乗れるだろう。

 娘も身長制限をクリアし、ついにアトラクションの列に並びました。しかし、いざ近くでゴーゴーコースターが動いているのを見てみると……
……結構速いな。いや、速すぎない?こんなのに子ども達乗れるの?みんなキャーキャー言って乗ってるけど、恐怖心からの叫びなの?それとも楽しんでるの?あるいは俺への脅し?

 そんな不安心を抱きながらもついに順番がやってきました。妻が前の席で、後ろに俺と娘が並んで乗ります。
 安全バーを下ろし、隣を見るとやや不安そうな娘の顔。
「怖いのか?すぐ終わるから大丈夫だよ」とパパらしく強気な声掛けをしましたが、今思えばあれは自分に対する言い聞かせだったのかもしれません。
 

 さて、いよいよコースターが出発!ゆっくりと坂を上っていきます。
 坂を上っている間は、内心ドッキドキながらも「お!飛行機飛んでる」などと娘の緊張をほぐしながら「強いパパ」を演じていました。
 そして坂を上り切り、いよいよ下りがスタート!と同時に「強いパパ」は娘の隣から消え去りました。

 物凄い勢い(と俺は感じた)で下るコースター!反対に上昇を始める我が臓器!飛びそうになる意識!でも止まらない滑走機!

「お願いだから止まってくれ~~~~」と叫びたくても叫ぶことすらできず、情けないことにひたすら目を閉じながらもふと思い出しました。
「…そうだ!娘は!?さっきあんな不安そうだったのだから、きっと大泣きしてるに違いない!」
私は上りくる臓器に堪え、何とか目を開けて隣の娘を見ました。
・・・・・・・めっちゃ笑顔で楽しんでました。すげえ笑ってました。お前ホントに俺の子か?

 その後何とかコースが終わり、俺はこれを発明した“ガジェット”とやらに呪詛を唱えながらコースターを降りました。
 半分飛んでしまった意識を取り戻す俺を尻目に、妻と娘は「楽しかった♪」などと話をしています。…そうか、この分野に関しては妻の遺伝子が強めなんだな…。
 そんなことを考えていると、娘が俺の方に走ってきて、戦慄の一言。


 「パパ、もういっかいのろう?」