ほのぼの子育て日記

子育て日記中心、時々怪談

悪夢のお祭り

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 こんばんは
 お祭りの季節がやってまいりましたので、先週末は家族で近所のお祭りに行くこととなりました。
 娘がお昼寝をしているうちに、甚平等を用意し、準備万端!お祭りの開始が近くなってきたところで娘を起こします。

 

俺「おーい、娘ちゃん、起きて!お祭り行くよ!」

娘「う~…う~ん…ねむいうええええん!!!!!!!(ギャン泣き)」

 

…まあ子育てというのは得てしてこういうものです。計画通り事が進むことはまずありません。昼寝の前はあんなにお祭りに行きたがっていたのに。
 しかし、ここで折れるわけにもいかないので、わたあめやかき氷など、ありとあらゆる甘いエサを妻と一緒に耳元で囁き、ようやく泣き止ませることに成功しました。
泣き止んだ娘をトイレに連れて行き排泄を済ませ、ついでに甚平に着替えさせた途端、

 

娘「このふく、いやだあああああ!!!!!!!(ギャン泣き)」

 

…まあ子育てというのは得てしてこういうものです。きっと服の肌触りか何かが気に入らなかったのでしょう。
 仕方なく、娘にはせっかく買った甚平ではなく、お祭り感ゼロのピカ〇ュウ柄の服を着せたところ泣き止みました。ここまで約1時間半。

 出発までに多大な時間を費やしてしまいましたが、ようやくお祭りに向け出発です。少し遠いので車で向かいましたが、駐車場に難なく停めることができ、いざ屋台が並ぶメイン会場へ行ってみると、、、

 

激混み!!!!!!!

 

 コロナ明けで数年ぶりの開催なので混むだろうとは思っていましたが、予想以上の混み具合で、屋台はどこも長蛇の列。ディズニーランドのアトラクション並みに並んでいます。屋台で夕飯を済ませればいいや、と軽い気持ちで考えていた自分をゴルフボールを入れた靴下で殴ってやりたいです。
 妻と途方に暮れていると、追い打ちをかけるように、娘が「かきごおりがたべたい!」と言い始めました。少し離れたところに「かき氷」「タピオカドリンク」「クレープ」の旗が立った屋台が1つありますが、これもビックサンダーマウンテン並みの長蛇の列。
しかし、かき氷を買うには並ぶしかありません。仕方がないので、並ぶ役は妻に任せ、娘を連れてお祭り会場を周ることにしました。


 先ほどの屋台のほかにも定番のやきそばやくじ引き、金魚すくいの屋台がありますが、どれも抱っこをせがむ娘と並ぼうとは思えない混み具合。

 そもそも客の数に対して、屋台の数が極端に少なく、需要と供給がマッチしていません。需要過多もいいとこです。どさくさに紛れて俺の筋トレに関する自叙伝を販売する屋台を設けても恐らく人が並ぶでしょう。
 娘は金魚すくいをやりたいと言っていましたが、学生時代に自分がかわいがっていた金魚との死別の瞬間がどれほど悲しかったかを切々と説いて諦めてもらい、端っこの人が少ないところで延々と遊んでいました。お祭り感ZERO。


 1時間ほど経った頃でしょうか。水筒がある娘は良いものの、俺の方は喉が渇いてきてしまい、「かき氷まだかな…少し分けてもらおうかな…」などと考えていると、妻から電話が…!やった!きっとついに順番が来たんだ!

 

俺「もしもし?」

妻「もしもし、次うちの番なんだけどさ、前のお客さんのやり取り聞いてるとかき氷売切れたっぽい

俺「…ええ!?マジ!?」
おいおい、ここまで待っといてそりゃ無いだろう…娘にどう説明すればいいんだ…と落胆しましたが、よく考えたらまだタピオカドリンクがあるではありませんか!喉を潤すにはタピオカドリンクの方が向いているし、娘には帰りにコンビニでアイスを買ってあげればヨシ!災い転じて福と為す、です!

 

俺「じゃあタピオカにしようか!」

妻「…タピオカも売り切れで、クレープしかないってさ…」

俺「・・・・・。」


詰んだ。さすがにクレープでは喉は潤せないし、むしろ余計渇きます…。
とはいえ、せっかく1時間も並んだので妻にクレープを買ってきてもらい、カラッカラの喉にクレープを押し込みながら家路につきました。今度からはお祭りで夕飯を兼ねるという安易な発想はやめようと固く誓ったのでした。
 なお、娘は帰りのコンビニで買ったパピコを美味しそうに食べており、ここだけ見ればまあハッピーエンドかな…。