ほのぼの子育て日記

子育て日記中心、時々怪談

節分「修羅の国から」

 お疲れ様です
 昨日は節分でしたね。我が家でも毎年豆まきをやりますが、鬼役(パパ)の本気度が高めです。


 恐らく多くの家庭では、くるくるパーマ鬼のお面をつけた親御さんがおもちゃの金棒片手に笑顔で登場し、子ども達から豆を投げられる展開だと思いますが、それでは子ども達の"恐怖に打ち勝つ力"が育ちません。知らんけど。


 そこで、我が家では鬼のお面は「般若」武器は「模造刀」、そして服装もそれっぽくして

修羅の国から来た鬼"

を再現しました。
(鬼はみんな修羅の世界にいるのかもしれませんが)

 それが、こちらの鬼です。

f:id:budorigo:20240204160958j:image
 例年、長女はこれが現れた途端ギャン泣き。豆を投げることなくママの後ろに隠れてしまい、「恐妻から豆を投げつけられる般若面を着けた夫の図」が例年の絵面でしたが、今年は違いました。

 以下が今年のハイライトです。


 まず修羅の国からはるばるやって来た鬼がインターホンを鳴らし、ズカズカと部屋に入ったところ、妻の姿のみで長女の姿がありません。


 妻が言うにはどうやら長女は怖がってコタツに隠れている模様。例年通りかあ…と思いつつ恐妻の豆攻撃を受けていると、何とコタツから長女が登場!


「オニはしょと!!!!!!」

 と、勇気を出して豆を投げつけます。


 「ほほう、こういうのを待ってたんだよ」般若面の裏でパパは感心しつつも、社会人として修羅の道を歩んだ経験もありまだ怯みません。模造刀を抜き、長女の方へ近づきます。


 しかし、長女は怯むことなく、「オニはしょと!!オニはしょと!!」と豆を投げ続けます。さすがにこれには鬼も後退。


 そのまま部屋を出て、玄関から退出しました。般若面をとり、長女の成長を喜ぶ涙をぬぐい、"第二部"へと移行します。


 第二部は「鬼との記念撮影タイム」例年は大泣きのため鬼単体の写真で終わっていますが、今年は果たして…。


 もう一度部屋に入って行き、豆を持った臨戦態勢の長女に「仲直りの記念に写真を撮らないか?」と聞きます。

 すると、娘はコクリと頷き、なんと自ら鬼の方へ!!距離は少しありますが、記念撮影もクリアしました。

f:id:budorigo:20240204161007j:image
 「いい子にするんだぞ」と娘の頭を撫で、鬼は修羅の道へと帰って行きました。


 その後、扮装を解いて"パパ"として部屋に入っていくと、「鬼が来たこと」「豆を投げたこと」「写真を一緒に撮ったこと」を自慢げに話してくれました。

 なお、急いで支度したこともあり、パパの部屋でお面以外の鬼の服装一式を見つけられてしまいましたが、鬼は服を脱いで全裸で逃げて行った設定にし、事無きを得ました。


 来年は次女も参加しての節分かと思いますが、どんどん頼もしいお姉ちゃんになっていく長女でした。